1リフォームは事例紹介が必須、プレゼン資料を作ろう
さて、前回の記事からリフォームシステムについて連載しております。
今回は1:リフォームは事例紹介が必須について記載したいと思います。
事例紹介として思いつく事はいくつかあると思います。
- シーン毎の沢山の施行画像を用意する。
- シーン毎のプレゼン資料を用意する。
- 建築現場やモデルハウスへ見学。
- 他お客様の感想・喜びの声。
等々でしょうか。ここで共通するポイントが一つあります。
それは御社のリフォーム事業について顧客が良い印象を得るかどうか?です。
最近では建築会社が不動産事業に乗り出している所も多く、こういった会社では不動産会社と比べてプレゼンが上手いと思います。用意する資料もそうですし説得するための材料が沢山あるわけです。
つまり建築会社でない不動産会社がリフォームを行っている場合、圧倒的に建築上がりの不動産屋さんよりもプレゼン力が低く、顧客への印象が薄いのではないでしょうか?
もちろんリフォームに力を入れてされている不動産会社様も居られるとは思いますが、ここではリフォームシステムを有効に使って、プレゼン資料を作成する仕組みをご案内致します。
リフォームシステムに事例資料や画像を保管しましょう

上記事例紹介をもとに見ていくと、ただ単純に画像を用意するだけでは顧客への印象はよくなりません。見せ方や資料の作り方、つまりプレゼン資料で印象がだいぶ変わってきます。
ここではまずリフォームシステムの概要からまずは見ていきましょう。本来のリフォームシステムでは以下よりも細かな開発が必要ですが、ここで簡単に紹介していきます。まず管理する上で以下をシステムで開発したとします。
- リフォームタイトル:○○様ダイニングリフォーム工事
- 日程関係を入力(面談日・見積日・受託日・施行開始日・竣工日・入金日等)
- 画像添付箇所:複数毎添付
- 資料添付個所:ZIPファイル添付等
- 画像・資料のカテゴリ:その画像や資料がどのカテゴリか?(キッチン?風呂?等々)
- 見積書/請求書等の帳票作成ツール
上記は簡単なシステムですがカテゴリ検索で『風呂』を検索したとします。すると『風呂』に関するリフォームタイトルが抽出されます。タイトルをクリックすると詳細画面に移動し、上記6点が表示されます。その中から顧客の要望に合いそうなリフォームを探します。同じ様に見積書の内容から検索し、該当するリフォームを探す事も可能です。
もちろん見積書等を見ながら、どれくらいの期間で予算がどれくらいでどういった工事が出来るのか?把握する事も可能です。
リフォームシステムからプレゼン資料や画像を印刷してみましょう。
抽出した結果から顧客に対して事例を紹介したい場合、画像をそのまま印刷する事も良いですがプレゼン資料として出すのも良いのではないでしょうか?
具体的に記載しますと、以下の流れでシステムからプレゼン資料を作成します。
- プレゼン資料のテンプレート(文字や画像が空を用意)を予め作っておきます。
- テンプレートをシステム内に設置します。
- リフォーム詳細から必要な複数の画像にチェックを入れます。
- チェックを入れた画像に、補足文章を入力します。
- 印刷ボタンを押します。
- テンプレート上に画像や補足文章が入力された状態で印刷されます。また担当者や顧客名等も予め選んでおく事で、オンリーワンのプレゼン資料を作成する事が出来ます。
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リフォームシステムまとめ:問題点とよくある要望
いちからプレゼン資料を作成する側の営業や事務によって、PC能力の差もあったりプレゼンセンスの差もあったり、また作成するのに凄く時間が掛かったりしていませんか?そこでリフォームシステム内に簡単にプレゼン資料(画像枠と補足文章枠をテンプレート化)を作成出来るツールを用意しておくと業務効率は格段にあがります。
非常に単純なシステムですが、テンプレートを予め決めておく事で、社内全体で共通した資料を作成する事が出来ます。
このようにプレゼン資料や画像もリフォームシステム内に一元管理する事ができ、必要な時に検索・印刷が可能ですので時間が経った後でも瞬時にどんなリフォームだったか?検証する事も可能です。
次回は2:リフォーム時の打ち合わせ内容を履歴として残していますか?について記載したいと思います。