不動産会社の会議(ミーティング)あるある
今回は不動産会社でよくみる、会議(ミーティング)あるあるのお話です。
私は不動産会社のミーティングほど不思議なものは無いと思います。というのも毎回同じ事ばかりミーティングします。なぜなら結果が出ていないからです。しかし改善の仕方がわからない方が多いと思います。
会議あるある例:上司vs営業編

- この前のお客さんどうなった? ⇒ なかなか良い物件が見つからなくて。
- 過去のお客さんはどうなった? ⇒ 実は他決してしまいました。
- もっと案内数をあげるように! ⇒ 案内するにも良い顧客がいない。
- ノルマを達成するために動け! ⇒ 実際のところ、なんともならない。
- 俺が営業してた時はもっと・・ ⇒ 経験話があまり役に立たない。
- なぜ売上があがらないんだよ! ⇒ それがわかれば苦労しない。
- この前の空き地しらべたのか? ⇒ まだです・・・事務作業が多くて時間が。
- 自社物件を早く決めてくれよ! ⇒ それならもっと、良い物件を持ってきて。
- チラシを打ったのに反応なし? ⇒ 同じような物件ばかりで打つ手が・・・。
上記は一例ですが、あるあるではないでしょうか?
実際、何故このような会議を毎回繰り返すのか?問題点が何かを把握出来ていないからだと思います。
問題点の把握が大事
ほとんどの会議でよく聞く話ですが、上司が部下になんとかしろと言う・・・営業が愚痴をこぼす・・・問題は一向に解決しない。
今後ブログでも記載していきますが、会社の問題、営業の問題、サポートの問題、地域・物件・相場を分析出来ていない問題・・・等、多くの問題が重なって売上に繋がらない状況を作り出しています。
また営業一人一人の能力に頼りすぎていては、売上の浮き沈みが激しいのが現実です。もちろん能力は非常に大切ですが全体的な売上UPを目指そうと思うと、会社としての行動指標と目標と結果、それらを効率的に分析・行動し次に繋げていく事が必要です。
顧客フォローシステムで営業能力を向上する事も必要
解決策の一つとして弊社では、営業とお客様(売買・賃貸共)とのやりとりを重要視したフォローシステムも開発しています。顧客とのやりとり・顧客に提出した物件資料及びその経過等・・・ここから実は様々なものが見えてきます。
営業がどの部分が弱いのか?どんな内容で困っているのか?どの部分が上手くいってるのか?会議前に上司が確認が出来、的確なアドバイスが出来る様になります。また営業も本当の顧客のニーズが見え、案内率・契約率アップに繋がる行動が出来る様になります。
それらを集約・分析した結果、地域のニーズ・ターゲット層が見えてきます。つまり会社としてどこをターゲットにどのように動き、結果を分析・改善点を見いだす事が可能になります。
つまり会議はダメ出しを行う場ではなく、問題点・改善点を把握し社員全体で取り組むための行動指標を作る場になります。最終的には社員が普段からこのように考える癖がついてきて、会議はかなり短くなる傾向にあります。
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