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5リフォーム工事の予定売上と実質売上を分析は?

本日はリフォームシステムの第5回です。
5:予定売上と実質売上粗利含め)を分析していますか?について記載したいと思います。

さてリフォーム工事の管理について連載記事で見てきました。しかし工事を管理していく上で必要な事項はまだございます。大きくは売上の推移と毎月の入金の推移です。

入金に関しては次回として今回は売上についてですが、皆さんのところでは受託した金額(見積書)と工事終了後の入金額、つまり予定売上と実質売上について分析はしておられますか?

金額の推移

実はこの辺りの推移が結構大事なポイントで、受託金額と最終の入金額が変わってる事は結構あるものです。例えば顧客が工事変更を依頼した、顧客への説明不足で仕上げのイメージが違った、現場がミスをした・・・様々なパターンがございます。プラスになるのならまだ良いですが、マイナスが起こった際に原因をしっかりと追求しておかないと、今後の工事でも同じ様に起こる可能性があります。

リフォームシステムに受託時・竣工時の金額等を記載しましょう

受託時・竣工時の金額を記載する流れは以下です。

  1. 受託金額と原価が入力されると、粗利が計算されます。
  2. 見積書を提出し受託した際に、見積額から減額もしくは増額が発生した場合、なぜプラス・マイナスが出たのか?理由を記載します。
  3. また竣工時も同様に、請求金額と原価を入力されると、粗利を計算されます。
  4. 2と同様に受託額から請求額に差異が発生した場合、理由を記載します。

主な流れは上記になります。実際に金額の推移を把握出来る点、そして金額の増減が発生した理由を瞬時に判断出来ます。

こういった機能は、今後同様の工事をする上で非常に参考になる物です。なぜ減額することになったのか?どういう所で顧客からクレームが来たのか?等々を社内で情報共有する事が出来ます。

これをしておかないと、いつまで経っても同じような問題が起こりえます。また見積書も照らし合わせながら同様の工事が有った際に、先に問題になりそうな所を把握出来るので、顧客と打ち合わせする際も優位にたって交渉が出来る様になります。

実際小さな事かもしれませんが、社内の人間には不動産しか解らない方、事務しか解らない方、工事しか解らない方・・・様々な担当が居られると思います。しかし皆さんが共通の問題に対して認識があれば、接し方から交渉の仕方、また会社としての戦略自体が変わってきます。

またそこからプラスになるような提案も出来る様になります。この辺りは実績と分析を繰り返していく必要がありますが、ぜひ行って頂く価値はあるかと思います。

それでは次回は6:案件日程表(初回面談日〜入金日迄)を記録していますか?についてです。

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