リフォームシステムまとめ:問題点とよくある要望
皆さん、こんにちわ。
本日から不動産屋さんが必要なリフォームシステムについて、少し連載したいと思います。

リフォームといっても様々なパターンがあります。またリフォームにおいて困った問題や手間がかかる問題等沢山ございます。
そこでリフォーム時に出てくる要望や問題点を抜粋して記載したいと思います。
不動産屋さんがリフォームを行う上で必要な事
- 1:リフォームは事例紹介が必須、プレゼン資料を作ろう
- リフォームシステムうんぬん以前に、顧客がリフォームをしたいと思った段階で不動産屋さんや建築・リフォーム会社に頼みます。しかしながら、リフォームに力を入れていない不動産屋さんは、見積書を出すだけで言葉や図面で説明しようとされます。
- しかし建築現場に携わってない顧客からすると、最終的にどんな風になるのか?解らない事が多いです。その為、リフォーム事例を沢山用意し顧客のパターンに応じてプレゼンテーションを行う事が必要になります。
- 2:リフォーム時の打ち合わせ内容を記録していますか?
- 大体不動産屋さんの場合、建築・リフォーム部の担当か?営業がそのまま担当になるか?もしくは建築会社に丸投げするかのいずれかが多いです。しかしながら、万一その担当が退社した場合や休職した場合、引継が出来ておらず顧客・会社に迷惑を掛けてしまう事があります。
- また打ち合わせ履歴を残していないと、誰が?いつ?どんな話で?どういう結果になったのか?が解らないため、言った言わないの押し問答が発生します。こういった問題を解消し瞬時に打ち合わせ内容を検索出来るシステム作りが必要です。
- 3:リフォームシステムで見積書・請求書も一元管理
- 実際ほとんどの会社が見積りソフトやエクセルで作られている所が多いですが、それだと業務フロー毎にたくさんのソフトを使う事になり、見積書は見積りソフト、資料作成はこのソフト・・・という形になり一元管理できません。
- その為、以前提出した見積りの単価を調べたいとなった時に、整理・管理が出来ておらず、探すのに一苦労し、また3案見積書を提出しどれが決まった見積りなのか?解らないという事があります。こうなってくると会社への信用にも関わってくる為、一元管理しておく必要があります。
- 4:打ち合わせ資料もリフォームシステム内に保管が可能
- 上記2点と似ておりますが、お客様と打ち合わせした資料等を共有フォルダに保存しておられる所が多いと思います。しかしながら現実、整理・管理がしっかり出来てる会社は経験上少ないように思います。その為、あのファイルどこいった?君にあずげたよね?と間違い探しや探す手間が発生します。この辺りもシステム内で資料を保存出来る形にしておけば、システム内で該当のキーワードで検索し、瞬時にダウンロードする事が可能です。
- 5:リフォーム工事の予定売上と実質売上を分析は?
- 一般的には顧客と打ち合わせし見積書を提出、受託したら工事、工事終了後顧客の確認、その後入金という流れですが、リフォーム事業として考えた際に予定売上と実質売上の金額に差異が出る時があります。
- 理由は、顧客が工事変更を依頼した、営業のプレゼン不足でイメージした物と違い変更が必要、現場がミスをして減額になった・・・等々ですが、なぜ売上が+ーになったのか?理由を分析しておかないといつまで経っても同じ事を繰り返します。その為、実質売上が予定売上よりマイナスにならない様に、しっかりと分析結果を残しておくことで、今後の対策をとる事が可能です。
- 6:案件日程表(初回面談日〜入金日迄)を記録していますか?
- 正直、不動産屋さんの場合、建築のように細かい工程表が必要な場合は少ないです。もちろん必要な場合システム上で設計しておく事で各担当部署毎に必要な工程表を作成できます。しかしながら他社に発注している場合等、営業に必要なのは初回面談日、見積提出日、受託日、施行開始日、竣工日、入金予定日、入金日・・・等でおおよその流れが把握できます。これらをシステム内で一元管理しておく事で、リフォーム事業として来月の入金予定日・入金額を計算する事が出来ます。
- 7:リフォーム終了後のクレーム対応を記録されていますか?
- ほとんどの会社がクレーム処理にたいして、台帳を付けておられず、その場その場でメールで残していたり、打ち合わせ資料を残していたり・・・はたまた社内で共有しておらず各担当が個人的に持っていたりというパターンが多いです。
- またクレームノートを作成し内容を記載していたとしても、以前のクレーム等を探したい時に閲覧するまでに非常に手間がかかります。本来クレームは起こらなくする事が前提なので、システム内でクレームがなぜ起こったのか?その後どう打ち合わせしたのか?結果はどうなったのか?を克明に履歴として残していきます。そうする事でクレームになるような事を未然に防ぎ、万一起こったとしても良好な対処を予め分析しておく事が可能です。
いかがでしょうか?思い当たる節が沢山有ったのではないでしょうか?次回からは上記詳細を連載記事として記載していきたいと思います。
またノウハウにもなりますので全ては記載致しませんが、リフォームは不動産売買においても非常に有効です。最近よくあるのが売主様に売却時にリフォームを掛けて販売を行う事の重要性を説き、売却されるケースが多いです。しかしこの辺りのプレゼンが上手く行かず結局他社に取られてしまう、つまり不動産売却自体も逃してしまうケース。その為この辺りは会社としての戦略が必要になってきます。
上記の事をシステム化するだけでも現在困っている点を解消出来、一元管理・整理を行う事が可能になり会社全体の顧客への対応が変わってきます。また分析や入金予定日を元に、様々な戦略を行う礎にもなりますので、非常に必要な部分です。
他にもリフォームに必要な事項や要望は沢山有りますが、次回から解りやすく抜粋した内容について掘り下げて行きたいと思います。
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